【収差はなくすことができるか?】

球面レンズには収差があり、それは単一の色の光であっても生じるザイデル収差と、異なる色がレンズを通過することで生じる色収差があり、合計で7種類の収差が生じることが知られています。

これらの収差のすべてを完全になくすことはできませんが、「なぜレンズを通して標本を観察するのか」ということに応じ、「収差をできるだけ少なくする」ためのレンズの設計、材質選びをすることは可能です。

また、絞りの設計なども収差の減少・増大と深くかかわってきます。