【マイクロスコープとディストーション】

マイクロスコープで観察した像は、必ずしも標本を正確に映し出すとは限らず、実際の像とは違う歪みが生じてしまうことがあります。

ディストーション(歪曲収差)は歪みの一つであり、レンズ周辺部の画像がゆがんでしまうことを指します。

ディストーションの現れ方としては、樽型歪みと糸巻型歪みの2種類があります。

歪曲収差はレンズが球面であることで生まれるため、非球面レンズを用いるという方法で、収差を補正することになります。