【光学顕微鏡とミクロトーム】

光学顕微鏡で観察する試料をミクロトームで切り出す場合には、鋼鉄製の刃が使用されることが多いです。

回転式ミクロトームは、刃が固定されていて、ハンドルを回転させて試料を動かして切り出すタイプ、逆に試料が固定されていて刃を動かして切り出すタイプが滑走式と呼ばれています。

病院の検査室などでは滑走式が、大学や研究室などでは回転式のものが使用されることが多いです。

なお、ミクロトームの刃は、かつて砥石で研いで使えるタイプのものも多かったのですが、それを行うことができる人材の不足により、昨今は使い捨ての刃が使用されることも増えています。