【位相差観察法とは?】

透明な試料を観察しやすくする方法として、暗視野観察の他に位相差観察法という方法があります。

位相差観察法は、試料の中を通過した光を位相板に通し、試料で回折した光との間に位相差を作るという方法で透明な試料を観察しやすい状態にするという方法です。

明視野観察で透明な試料を観察する場合は、たとえば細胞などを染色しなければならず、細胞が死滅してしまいますが、位相差観察では染色の必要がないため、細胞を生かしたまま観察することができます。