【カバーガラスの有無】
プレパラートを作成する際、カバーガラスを用いて試料を覆うタイプの「カバーガラス標本」と、カバーガラスを使わずスライドグラスに試料をのせた状態で観察する「ノーカバー標本」とがあります。
たとえば血液など、乾燥しても観察に差し支えのない試料はノーカバー標本として観察することもできます。
逆に組織細胞などを観察する場合は、カバーガラスを用いてプレパラートを作成します。
カバーガラスの厚さは0.17mmが標準とされ、この厚みが適切であるかどうかが、観察という作業に大きな影響を与えます。