【透明骨格標本】
様々な染色技術を用いて作られるのが「透明骨格標本」であり、骨格などをアルシアンブルー、アリザリンレッドなどの染料を用いて観察しやすい状態にしたものです。
骨格以外の組織を除去して骨格標本を作成するという従来の方法では、小型の魚類などの標本を正確に作成することは難しく、また組織を除去する過程で骨格への損傷が起こってしまうというデメリットがありました。
しかし、骨格を染色するとともに軟組織を透明化するという処理方法で作成できる透明骨格標本は、これらのデメリットを克服できるものです。