マイクロスコープのメリットとは
マイクロスコープを使うメリットには、いろいろなものがあります。
メガネのように直接装着できる「ルーペ」も、高度な技術な必要な手術現場で活躍しますが、あくまでも担当医だけが得られる情報になってしまいます。
マイクロスコープのメリットは、約30倍に拡大できるという性能の高さはもちろんですが、画面の映像を複数のスタッフで共有できるところが大きいといえるでしょう。
マイクロスコープが必要とされる治療は、それだけリスクを伴うケースが多いといえますが、複数の医師がそれぞれの目で判断することにより、より正確な診断や治療法の確立が可能になるのです。
また、手術には複数の医師や看護師が携わることになりますが、マイクロスコープによって映し出される画像を共有することで、医療ミス防止にもつながります。
もちろん、患者を治すのは最新機器ではありません。
むしろ、永年の経験にもとづく医師の判断が求められることは、時代が変わっても変わることのない大切なものです。