デジタルマイクロスコープとは?
~そのさまざまな多様性~
デジタルマイクロスコープとは、デジタルカメラを搭載した顕微鏡です。
接眼レンズを覗いて肉眼で観察するのではなく、観察対象をモニター上に映し出します。
映像でモニタリングをするので、複数人が同時に観察できます。つまり、情報共有が容易かつスピーディになります。これは、デジタルマイクロスコープの大きな強みのひとつです。
一般的にはあまり知られていないものの、デジタルマイクロスコープは、私たちの生活を色々な角度から支えています。
私たちの生活にもはや欠かせないパソコン、携帯電話、タブレット端末と言った電子デバイスも、日常的に使われる電化製品も、すべては大小の部品によって造られています。エレクトロニクス、自動車、半導体などの品質検査や品質管理、新たな製品の開発などでは、様々な解析業務が繰り返されています。製品の品質向上や維持はもちろん、寸法の測定や欠陥のチェック、不具合の発見とその改善などは、要求が厳しいものがあります。
また、医療の現場で使われる機器や薬品も、適正に活用、服用されなければなりません。大学や民間の研究所における基礎研究、製薬や医療などに関わる細胞の分析なども、スピードと確度の両立が求められます。同時に、作業の効率化も欠かせません。
それらを観察し、検査し、分析するために、デジタルマイクロスコープが様々な場面で使われています。一見、顕微鏡というと、「取っつきづらい」「操作が難しそうだ」などと思われがちですが、デジタルマイクロスコープは、経験の少ない方でもワークフローに戸惑うことがない様に作られています。
朝日光学は、長い経験から、デジタルマイクロスコープの基礎となる光学の“見え”とその“使いやすさ”を大切にしています。良く見え、様々な観察条件に対応するレンズバリエーションを揃えています。使いやすさに合わせ、スタンダードなモデルから、プロユース向けのハイエンドモデルまでをラインナップしています。デジタルマイクロスコープが切り開く豊かな未来と親しみやすさを朝日光学は見据えています。