光学顕微鏡とデジタルマイクロスコープの違い
~深い被写界深度による効果~

 光学顕微鏡とデジタルマイクロスコープの大きな違いの一つに、被写界深度の深さがあります。被写界深度は焦点深度とも言われ、レンズで立体物を写したときのピントの合う幅を指します。「ピンボケをしない深さ」という理解です。
 デジタルマイクロスコープは被写界深度が非常に深く、ピント合わせが比較的容易にできます。オペレーターの習熟度が問われにくいのは、使い手の大きなメリットになります。
 また、これまではピントを合わせることの難しかった凹凸の大きな被写体でも、ライブ画像上で全体にピントの合った状態で観察ができます。倍率を上げると解像度が不足しがちだった課題も、デジタルマイクロスコープはかなりのレベルで克服しています。

光学顕微鏡とデジタルマイクロスコープの違い ~深い被写界深度による効果~

 一般的に光学顕微鏡は、レンズの交換や倍率の変更にレボルバ方式を採用しています。レンズごとに観察距離が異なった際に、倍率を変更するたびに視野合わせやピントの調整が必要になります。それに対し、被写界深度の深いズームレンズを使用するデジタルマイクロスコープは、倍率を変更する際の視野合わせやピント調整作業を軽減可能にしています。それにより観察に伴うストレスを、大幅に削減することができているのです。

朝日光学のデジタルマイクロスコープは、被写界深度の深いズームレンズを自社で開発しています。「最少のリソースで最大の経済効果を生み出す」ことをモットーに、使いやすさ、合理化、効率化を追求しながら高付加価値商品の低価格化を実現してまいります。ぜひ一度お試しください。

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