【電波望遠鏡「アルマ」にみる宇宙初期の銀河のようす】
南米・チリに建設中の電波望遠鏡「アルマ」は、光学望遠鏡「すばる」では困難だといわれる詳細な観測を可能にしました。
アルマ望遠鏡では、大量の塵にも遮られることなく、ミリ波での観測が可能なことが大きな特徴です。
これによって、炭素や窒素の元素組成が現在の太陽などの恒星に近いなど、宇宙初期の銀河のようすがわかるようになりました。
京都大と国立天文台の研究チームがまとめた観測成果は、欧州の天文学専門誌「アストロミー・アンド・アストロフィジックス」に掲載されました。