【意外と身近な存在!? 光学異性体とは】その1
「光学」といえば化学の分野になるため、理数系が苦手な人には近寄りがたいものだと感じるかもしれませんね。
光学の分野はさらに詳しく分類され、そのなかのひとつに「光学異性体」というものがあり、その意外とも思える身近な存在に驚かされます。
光学異性体は、炭素原子に4個の異なる原子・原子団の結合により形成され、空間配置が鏡を置いてみたときのように「左右対称」になっていることが大きな特徴です。
また、この物質に偏光を当てると一方は右に旋回、もう一方は左に旋回する性質をもっています。
この性質のことを「旋光性」といい、さらに「右旋光」と「左旋光」とに分類されます。