【キズミとは?】

時計修理の職人さんというと、双眼実体顕微鏡よりも目に挟んで使うルーペを連想する人が多いかもしれません。

このルーペは「キズミ」と呼ばれており、手持ちのルーペとは違って、キズミならば職人の方が両手を使えるようになることから、重宝されています。

また、ルーペを他の器具で固定して時計を見ようとすると、時計や職人とルーペの距離が変わるごとに、ピントが合わないというトラブルが起こります。

そのため、目につけるキズミを通して時計を見ながら作業するのが便利なのです。