【ザイデルの5収差、補正するには?】
ザイデルの5収差は、それぞれの収差に合わせた補正方法があります。
たとえば、レンズが球面であることに由来する球面収差は、絞り込むことで収差補正を行うことや、レンズの中心部から端までの曲率を少し変化させた「非球面レンズ」というものを使用することで、補正が可能でもあります。
コマ収差についても、レンズの曲率の選び方によって、補正をすることが可能です。
ただし「完全に収差を補正しよう」としすぎてしまうと、コストの問題が出てきますので、観察の目的や対象物に合わせて、補正のレベルを選ぶ必要があります。