【偏光顕微鏡の活躍の場とは?】
「米が水を吸収する過程を観察する」という新たな活躍の場を得た偏光顕微鏡ですが、最も多く使われているのは岩石・鉱物の観察をすることや、結晶の構造決定などの場で活躍してきました。
また、人体に有害な物質である「石綿」の検出のためにも偏光顕微鏡が役立ちます。
一見、石綿と紛らわしい他の物質は偏光特性を示さず、石綿が偏光特性を示すという性質を利用して、石綿かどうかを判定するという方法が使われています。
ガラスに歪みを加えると偏光特性が変化することを利用して、ガラス製品のヒビが進行していないか、脆弱な部分がないかの検査にも使われています。