【収縮処理と膨張処理】

モフォロジー処理は、収縮処理と膨張処理を組み合わせて、画像上のノイズ(図形の小さな穴、孤立点など)を除去したり、境界線の凹凸を滑らかにしたりする処理です。

このうち収縮処理とは、図形の境界部分にある画素の値を、すべて背景成分の画素の値に変換し、図形を縮めるという処理です。

逆に膨張処理は、図形の境界線と接する背景部分の画素を、一画素分だけ図形を膨張させる処理をいいます。

ただし、これらの処理によって元の図形の連結性が損なわれる可能性もありますので、全ての図形に行える処理ではありません。