【大型放射光施設「スプリング8」の気になる今後 】
2001年に導入、殺人や放火など重大事件の犯罪捜査時、証拠品の鑑定などで活用が期待されてきた大型放射光施設「スプリング8」の今後に課題がみつかりました。
スプリング8は、原子レベルの大きさで物質を分析できる装置として、地球科学や物質科学など、活用分野の広がりをみせています。
しかし、犯罪捜査への活用に関しては、対照資料がなければ犯人の絞り込みが難しいことがわかりました。
一方、微物鑑定が鍵を握る否認事件では、その力を発揮できるといわれています。