【暗視野観察法は検出能力が高い】
明視野観察法よりも検出能力が高いのが暗視野観察法で、微小な異物が光って見えることがこの観察法の特長です。
不透明な媒質の中の異物は落射照明を、透明な媒質の中の異物は透過照明を使って観察します。
標本に対して斜めから照明を当て、その反射光や散乱光を観察する方法で、小さな異物でも光って見えるため、見逃しにくいのです。
注意点として、大きさの違う異物が近くに存在した場合、大きな異物の反射光・散乱光が眩しすぎて、その周辺にある小さな異物の反射光・散乱光が見えづらくなるということが挙げられます。