【電子スピン運動を捉える顕微鏡】

2014年7月、筑波大学数理物質系の重川秀実教授らは、1000兆分の1秒の電子スピン運動を観察することができる顕微鏡を開発したと発表しました。

重川教授のグループは、2010年にも新しい顕微鏡を発表していますが、2014年7月に誕生した顕微鏡はその成果を発展させたものです。

既に実用化されている走査型トンネル顕微用の技術、そしてレーザーを組み合わせることで、このようなナノテクノロジーの世界の発展に大いに役立つ顕微鏡が誕生したのです。

顕微鏡の開発も喜ばしいことですが、日本の科学に対する信頼は、世界でもまだまだ通用するものだと世界にアピールする機会となるといいですね。