マイクロスコープ 患者側のメリットとは
マイクロスコープを使った診断や治療をすることは、複数の医療スタッフが同時に情報を共有できるというメリットがあります。
それによって、診断や治療のミスを最小限に抑えることができるのです。
また、マイクロスコープを通じて映し出される映像は、医師と患者との情報共有にも役立ちます。
「インフォームドコンセント」のことばがあるように、患者は医師から納得でできるまで病気や治療方針について説明を受ける権利があるからです。
マイクロスコープを使った意識下の治療では、そのようすをリアルタイムで患者が知ることができるため、受身ではなく、自ら病気を治そうとする積極的な姿勢になります。
もちろん、いつの時代でも医療の基本は医師の人間性であり、病気やけがを治すための技術です。
そのため、患者の訴えを十分聞くという「問診」を主とした「総合診療科」の存在が医師の間でも注目されています。
マイクロスコープは、より精密度の高い治療を行なうための補佐役として活用できることが理想的ですね。