2015年11月4日 / 最終更新日 : 2015年11月4日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ルートヴィヒ・ザイデルとは?】 ルートヴィヒ・ザイデルは、ドイツで1821年に生まれ、その後ミュンヘン大学で学び、さらには教授となって活躍した数学者、光学者、天文学者です。 その研究業績の中でも、1856年に収差理論についての著書を出版し、収差理論の世 […]
2015年11月2日 / 最終更新日 : 2015年11月2日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ザイデルの5収差】 レンズに入る光が単色であった場合には、レンズの形状に起因する5つの収差が認められ、これは「ザイデルの5収差」と呼ばれます(ザイデル:ドイツの研究者)。 ザイデルの5収差は、球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差 […]
2015年10月29日 / 最終更新日 : 2015年10月29日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【メチレンブルーとは?】 メチレンブルーは、動物細胞の核を見やすくする色素で、1876年にドイツ人化学者・実業家のハインリッヒ・カロが合成することに成功しました。 細胞の染色をするだけではなく、金魚などに発生する「尾ぐされ病」「水カビ病」などの治 […]
2015年10月28日 / 最終更新日 : 2015年10月28日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ロマノフスキー染色】 ロマノフスキー染色は、骨髄生検、骨髄穿刺液・末梢血液塗沫などの検体を観察するのに使用される方法で還元したエオシンとメチレンブルーが染料として使われます。 特に、異なる種類の白血球を区別しなければならない場合には、ヘマトキ […]
2015年10月27日 / 最終更新日 : 2015年10月27日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【エオシン】 ヘマトキシリン・エオシン染色に使われる染料のうちエオシン(エオジン)は、フルオレセインという蛍光色素を臭素化したものです。 エオシンに染まりやすい組織としては、細胞質、軟部組織の結合組織、赤血球、線維素、内分泌顆粒などが […]
2015年10月26日 / 最終更新日 : 2015年10月26日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ヘマトキシリンとは?】 ヘマトキシリン・エオシン染色に使われるヘマトキシリンは、アカミノキの心材から抽出されるもので、アカミノキはメキシコ・中米北部などを原産とする植物です。 樹液から取れる染料は安全性が高いため、顕微鏡で観察をする場合の他にも […]
2015年10月23日 / 最終更新日 : 2015年10月23日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ヘマトキシリン・エオシン染色】 ヘマトキシリン・エオシン染色(HE染色、H&E染色)は病理組織を顕微鏡で観察するために非常に重要な染色法であり、まずはこの染色法で組織の全体像を把握してから、必要に応じて他の染色法を使います。 ヘマトキシリン( […]
2015年10月22日 / 最終更新日 : 2015年10月22日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫】 ギムザ染色によって診断される悪性リンパ腫は、相対的に治癒する可能性が高いと言われる「ホジキンリンパ腫」と、全身に広がる可能性がより高い「非ホジキンリンパ腫」に分類されます。 日本の悪性リンパ腫の患者さんの10%程度がホジ […]
2015年10月21日 / 最終更新日 : 2015年10月21日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ギムザ染色とメイ・ギムザ染色】 ギムザ染色は、現代でも急性白血病や悪性リンパ腫が疑われる場合に、骨髄塗沫標本を作製し観察して診断を行うための方法として広く使われています。 もとはマラリア原虫を染色するための方法として開発され、グスタフ・フォン・ギムザと […]
2015年10月20日 / 最終更新日 : 2015年10月20日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【放線菌とは?】 2015年10月に発表されたノーベル医学生理学賞を、日本人研究者である大村智氏が受賞したことで「放線菌」という言葉が広く知られるようになりました。 放線菌はグラム染色を行うと陽性を示す真正細菌のうち、糸のような形状になる […]