2015年12月3日 / 最終更新日 : 2015年12月3日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ウィスカ評価試験の重要性】 ウィスカが発生していないかをチェックする「ウィスカ評価試験」には、マイクロスコープによる観察が重要視されます。 ウィスカを放置してしまうと、徐々に大きくなったウィスカが、電子機器などに短絡回路を形成し、機器の故障・破損な […]
2015年12月2日 / 最終更新日 : 2015年12月2日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ウィスカと鉛フリー化の関係】 ウィスカの発生を抑えるためには、「すず(Sn)」だけを使ってめっきするより、鉛を混ぜることが役立つと考えられてきました。 しかし、鉛は人体に有害な物質であり、長期間にわたって人間の体内に蓄積されると、慢性の鉛中毒を引き起 […]
2015年12月1日 / 最終更新日 : 2015年12月1日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【ウィスカの発見と事故防止】 金属表面に施されたメッキの、メッキ皮膜表面にひげのような金属結晶が発生することがあり、この金属結晶を放置すると製品・商品の故障などにつながります。 この金属結晶は「ウィスカ (Whisker)」と呼ばれ、たとえば電子機器 […]
2015年11月30日 / 最終更新日 : 2015年11月30日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【EDガラスの歴史】 ドイツの物理学者、光学機器製作者として知られるフランホーファーは、ガラス磨き職人の息子として生まれ、ガラス製造工場で働いていたこともあります。 そのフウランホーファーがEDガラスを試作したこともありますが、このガラスは腐 […]
2015年11月27日 / 最終更新日 : 2015年11月27日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【蛍石レンズの歴史】 蛍石レンズは、1873年にビュースターが顕微鏡用の天然結晶を使用する方法を開発していますが、大きな結晶を得るためには、蛍石を高温で融解して再結晶させる技術が必要でした。 蛍石レンズのデメリットとしてコーティングが難しいと […]
2015年11月26日 / 最終更新日 : 2015年11月26日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【異常部分分散性とは?】 色収差を抑えるために「異常部分分散性」を持つ材料を使って作られたレンズが役立つことがあります。 通常のガラスでは、部分分散(ある波長範囲内での屈折率の差異)は、波長にあまり依存しません。 しかし、波長によって部分分散が特 […]
2015年11月25日 / 最終更新日 : 2015年11月25日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【EDガラスとは?】 EDガラスは、異常部分分散性を持ったガラスという意味であり、レンズメーカーによってはUD, LD, SD, もしくは特殊低分散ガラスなどの呼び方がされることがあります。 蛍石レンズも異常部分分散性という特徴は持ち合わせて […]
2015年11月24日 / 最終更新日 : 2015年11月24日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【蛍石レンズと色収差】 蛍石レンズ(けいせきレンズ、ほたるいしレンズ)、あるいはフローライトレンズと呼ばれるレンズは、蛍石を用いて作られるレンズで、色収差の補正に役立ちます。 軽量であり、透過率や屈折率の波長分散が極めて小さい上に、レンズを透過 […]
2015年11月20日 / 最終更新日 : 2015年11月20日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【色収差の補正】 色収差の補正(「色消し」と呼ばれている)は、屈折率や分散が異なる材質のレンズを組み合わせることで行われます。 凸レンズ、凹レンズを1枚ずつ組み合わせることで、白色光に含まれる複数の波長の光のうち、2か所の波長において結像 […]
2015年11月19日 / 最終更新日 : 2015年11月19日 iwasawa 光学用語の基礎知識 【収差補正】 ザイデルの5収差や色収差は、どんなレンズを使ってもある程度生じてしまうものですが、いっぽうで複数のレンズを組み合わせるという方法で、収差を補正することもできます。 たとえば球面収差を補正するには、凸面レンズと、異なる材質 […]