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高解像度「Super HAD(スーパーハッド)CCD」を採用
レンズからの光を受光するイメージセンサには、高感度化と高画素化を両立する超小型高解像度「Super HAD(スーパーハッド) CCD*」を採用。高解像度、肉眼に迫る質感、鮮やかな色表現で、被写体のすみずみまで非常に明るく高精細に描写します。
*Super HAD CCDは、ソニー株式会社の登録商標です。
「Super HAD(スーパーハッド)CCD」技術
CCDの多画素化と高感度化を高度に両立させるために、高密度ユニットセル搭載技術を採用。画素のひとつひとつに搭載されている、オンチップマイクロレンズ間の無効領域を大幅に削減。光の利用効率を高めることで、CCD受光部の感度を向上させています。また、カラーフィルターの薄膜化や、CCDの低層化によって入射光の拡大を図り、受光感度を一層高めることで、色鮮やかで高解像度の撮像を可能にしています。
超高輝度パワーLEDを搭載
従来、広い空間などで挿入部先端から被写体までの距離が長い場合や、黒っぽい反射率の低い被写体などの場合、どうしても一般的なLEDでは非常に暗く、十分な観察が不可能でした。IVP-7.0シリーズの照明部には業界で初めて超高輝度パワーLEDを採用。さらにライトガイドの受光面を改良し、LEDからの受光量を大幅に向上させるなど伝送効率も飛躍的に向上させることにより、従来比約3倍*の明るさを実現。その圧倒的な明るさにより、高感度CCDと相まって、業界トップクラスの明るさで検査シーンをすみずみまで明るくサポートします。また、無段階で光量調整が自由にできますので、撮影状況に合わせて最適な明るさでの観察も可能です。
*当社従来機種との比較
超小型高性能レンズの採用による深い被写界深度
被写界深度の深い超小型高性能レンズの採用により、近距離から遠距離まですべてに同時にピントが合いますので、観察条件に合わせていちいち面倒なレンズ交換をする必要がありません。また、被写体に至近距離まで近接して大きく拡大して観察したい時などは、別売の焦点調整治具により、レンズの焦点調整を自由に行えますので、あらゆる検査シーンに幅広く柔軟に対応します。
焦点調整用溝
焦点調整用溝に焦点調整治具をはめ、時計回り、反時計回りに回すことにより、焦点調整を自由に行えます。
※IV-4.8シリーズのみ、固定焦点方式のため、焦点調整はできません。
有機ELディスプレイ搭載ポータブルハードディスクレコーダ(オプション)
別売の有機ELディスプレイ搭載ポータブルハードディスクレコーダは、横69×縦119×厚さ20mm、重量わずか145gの小さく軽くてスリムなポケットサイズ。いつでもどこでも胸ポケットに入れて持ち歩くことができるので、インナービュースコープPROと一緒に、手軽に現場や出張先などに持ち出すことが可能です。ディスプレイは次世代のディスプレイとされる有機ELディスプレイを採用し、液晶をはるかにしのぐ、明るく鮮やかで美しい高精細画像で観察できます。また、約1670万色のフルカラーを実現し、レスポンスは、5~15μs(マイクロセカンド)と液晶モニタの約1000倍と高速応答です。さらに、視野角は180°でほぼ真横からでも見ることができるほか、液晶のバックライト方式とは異なり自ら発光する方式のため、明るい屋外でも鮮明に見ることができるなど、非常に視認性に優れています。また、5GBの超小型ハードディスクを内蔵していますので、静止画(JPEG形式)で最大約110,000枚、動画(ASF形式)で最大約33時間の記録が可能です。バッテリは2個標準で付属しており、屋外でも約5時間の長時間使用が可能です。さらに、付属のUSBケーブルでパソコンと接続すれば、ハードディスクに保存した画像データを高速でパソコンに転送することができるので、現場や出張先などで観察、記録を行った後、オフィスに戻ってデスク上のパソコンにUSBケーブルでデータを転送し、画像の解析や報告書の作成などを行うことができるなど、優れた可搬性と機動性を実現しています。
有機ELディスプレイ搭載ポータブルハードディスクレコーダに接続した場合
TVモニタやノートパソコンに直接接続
外部出力端子を標準装備。TVモニタでの観察のほか、別売のUSB-PCインターフェースキット(USBボックス/簡易・標準ソフトウェア)により、お手持ち のノートパソコンでの観察や記録(BMP/JPEG形式)をはじめ、2分割/4分割による画像比較、画像改善、デジタルズーム、高速サムネイル表示、 コメント入力、マーカー表示、タイマー撮影などの機能が優れた操作性で手軽に活用できます。
3.5型液晶モニタを装着可能(オプション)
インナービュースコープ本体に3.5型液晶モニタを直接装着できますので、機動性と操作性がさらに向上します。また、3.5型高精細液晶モニタにより、高解像度CCDと超高輝度パワーLEDによって得られた明るく高解像度の映像を余すことなく表現します。
側視ミラーアダプタによる側視観察(オプション)
挿入部先端に装着することにより、90度側視方向を観察できます。側視ミラーアダプタの外径はφ8.5mmと小径サイズですので、側視ミラーアダプタの非装着時(φ7.0mm)とほとんど外径は変わらず、優れた挿入性を実現しています。
優れた耐久性
IV-10.5/7.5シリーズの挿入部にはインターロック管を採用することにより、自由自在に曲げ形状を保持することができますので、例えば挿入部先端のカメラを任意の方向に向けたまま、さらに奥まで挿入していくことも可能です。また、適度な剛性とフレキシブル性を兼ね備え、挿入性とあわせて優れた耐久性を実現しています。廉価版の挿入部によく使用されている1層構造の樹脂チューブなどではねじれたり、曲げぐせがついたままになるなど耐久性が極めて低く、また、樹脂チューブが破れると、簡単に防滴性、防水性が損なわれるなど、使い捨て感覚で頻繁に買い替えが必要でしたが、ステンレス製のインターロック管により耐摩耗性、耐久性に優れ、過酷な使用環境に余裕を持ってお応えします。また、IV-4.8シリーズの挿入部には、高級な切削用工具などに用いられる非常に硬度の高いタングステンを採用。独自の4層構造と相まって、優れた挿入性と耐久性を実現しています。
優れた耐環境性
挿入部は防水規格IP67相当の防水性能を実現。防滴仕様とは異なり、水中に浸水しても問題ありません。また、油が付着したり、粉塵が多い環境などでも使用可能で、優れた耐環境性を誇ります。
防水規格IP67について
●粉塵が内部に侵入しない。
●規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響をうけない。
映像ミラー反転機能
側視ミラーアダプタ装着時に画像が反転してしまうのを正像に戻し、違和感なく観察することができますので、側視観察時のストレスを大幅に軽減します。
豊富なバリエーション
挿入部外径はφ10.5mm、φ7.5mm、φ4.8mmの3種類。挿入部の有効長は、φ10.5mmタイプは50cm~10mまで6種類、φ7.5mmタイプは1m~10mまで5種類、φ4.8mmタイプは1.3m、3mの2種類と、業界トップクラスの豊富なバリエーションを誇り、あらゆる検査シーンに幅広くお応えします。
専用キャリングケースを標準装備
本体のほか、付属品や各オプション品、アクセサリなどもすべて収納可能。現場や出張先などへもキャリングケース1台で自由に持ち運びでき、優れた機動性を発揮します。